にるえもんポケ日記

にるえものポケモン構築記事

未来予知サイクルの動かし方【シングルS2最終11位達成構築】

構築記事はなぜか常体で書いてしまいます。何でなんでしょうか…。

 

今回は未来予知サイクルの動かし方について書いていきたいと思います。

 

投稿済みの構築記事は紹介程度のものになっており、採用意図や立ち回りに関しては一切触れておりませんでした。

長くなるのが嫌いだから…と言いたいところですが、記事を書き慣れていないのと、徹夜明けで眠たすぎるけど投稿したい意欲が勝ってしまったというのが本音です。

 

本構築での未来予知の術者はブリムオンです。

ブリムオンである理由は後に回します。

f:id:nilemo:20200202124651p:image

ちなみに構築記事はこちらです。

【剣盾S2シングル最終11位】未来予知サイクル

http://nilemo.hatenablog.com/entry/2020/02/01/225604

 

【未来予知の採用意図】

私はパーティを組む際は必ず、ドヒド入り受けループをはじめとした受けサイクルへの対処方法を明確にするようにしています。その1つの手段として用いたのが今回採用した未来予知になります。

 

 

【未来予知という技の考え方】

未来予知によって何ができるのか。

 

それは、「相手を板挟み状態にすること」です。

 

分かりやすそうな例を用いると以下のような感じです。

 

(例1)簡単な例

ドヒドイデ対面で未来予知を設置。

→相手のバンギラス交代に対して格闘タイプを出す。

→相手はバンギラスを格闘技で落とされるか、ドヒドイデを未来予知で落とされるかの選択をさせられる。崩し完了。

 

大体このイメージです。これはどちらも一撃で倒せる例ですが、実際は削りを意識します。

 

 

(例2)ある1匹さえ削ればこちらの1匹が通る場合

相手:ドヒドナットアーマーガア

自分:ミトムブリムオン+α

 

ある程度サイクルを回し、お互い選出が割れている状況と仮定します。(実際の例)

この場合、相手の選出的にミトムの処理はナットレイでしようとしていることが分かります。

つまりこの時、ナットレイを十分に削ることができれば、ミトムが通るということです。

 

そのためブリムオンの動きとしては、ドヒド対面で未来予知設置。

居座っていたらバトンでミトムに繋げてボルチェン。アーマーガア交代ならミトムに交代して電気技。

ナットレイに交代してきた場合は注意が必要で、ダイマックスを切ってブリムオンを落としにくる可能性があるので、安易にマジフレを撃つのではなく、一旦バトンで様子を見た方が無難です。もしくはダイバーンを撃つかですね。

 

 

(例3)未来予知を駆使すればサイクル勝ちできる場合

相手:ドリュドヒドサザンミミッキュ

自分:ブリムアーマーガア+α

 

未来予知を設置した状態でアーマーガアを出せば、アイへかボディプレスが通ることが分かります。

 

ブリムオンに対して出てくるドリュミミッキュに対してアーマーガアを出します。

アーマーガアに対してはドヒドサザン辺りを投げたくなると思いますが、そこに対して未来予知またはボディプレスが通ります。

ドリュミミッキュが居座ってきた場合は、アーマーガアにとっては役割遂行になります。

 

ちなみにドヒドイデがブリムオンに対して居座ってきた場合、裏のドリュやサザンに通るドレインキッスかマジフレを撃ちます。

そうしてサイクルを回していくうちに、裏のドラパやミミッキュの通りが良くなっていく、といった感じです。

 

 

(例4)未来予知で起点作成

まずはダメージ計算をご覧ください。

 

○HB特化アーマーガアに対して

ブリムオンの未来予知 26.3%〜31.7%

A特化ミミッキュの+2ダイホロウ 64.8%〜76.5%

乱数ですが、少しでも削れていたり、耐久からSに回していたりすると落ちることが分かります。

 

○HB特化ドヒドイデに対して

A特化ミミッキュの+2ダイホロウ 64.9%〜77%

A特化ミミッキュの+4ダイホロウ 乱数1発(87.5%)

未来予知を足せば落ちることは明白ですが、+2ダイホロウ2発や、+4ダイホロウを受けることは困難であることが分かります。

 

上記のポケモンは、本来ミミッキュに対して後出しから何らかの対処ができるポケモンだと思います。

しかし未来予知を設置することにより、本当は居座りたくないミミッキュの起点になるポケモンで居座らざるを得なくなったり、削られることを承知で後出しし剣舞したミミッキュを裏込でどうにかしなくてはいけないという状況にさせることができます。

 

例えばドヒドイデが未来予知バトンに対して居座り続けた場合でも同じです。

ドヒドイデ剣舞に対応するための動きを取りたいが、居座れば未来予知を被弾し、交代すれば無償で起点になってしまうという状態にできます。まさに板挟みですね。

 

 

【バトンと組み合わせることによって】

バトンと組み合わせることによるメリットは、

・Sが遅いので味方を無償降臨できる。特にミミッキュと組ませる場合は大きなメリットになる。

ナットレイ対面にて、相手が交代してくるか、守ってくるか、ダイマックスで強引に落としにくるかを見てから行動することができる。ブリムオンを大事にしたい場合とても重要。

 

逆にデメリットは、

・能力ダウンの影響を受ける。相手のマジカルフレイムとかちょっと嫌。

 

です。

 

 

【ブリムオンの採用意図】

実は元々ランクルスを使用していました。

ランクルスもマジガで定数ダメを受けず、火炎玉なら欠伸ループも切れて、自己再生もあるので強かったです。

ただ、受けサイクルにサザンドラが入っていることが多く、その際にかなり出しづらくなってしまうことがネックになりました。未来予知は刺さるのに選出はできない、という感じですね。

 

そこで、サザンドラに弱くない未来予知術者であり、受けポケの搦め手に強い特性を持つブリムオンを採用することにしました。未来予知を受けにくる鋼に対する打点があり、バトンが使えるのも高評価点です。

いくらHDに振っているとはいえ、耐久は心許ないので、できる限り少ないサイクルの中で崩しにいきたいです。そのため私のパーティでは、アーマーガアは遂行速度を意識した型に、ミトムは圧力と崩しを意識した眼鏡型にしています。

何でドレインキッス?と思われるかもしれませんが、これが結構強いです。

フェアリー技を撃ちたいポケモンにはこれでも十分であり、HPが高くないブリムオンとも好相性で場持ちも長くなります。ドヒドブラッキーなんかに重宝します。

 

 

【未来予知サイクルは毎度できる?】

もちろん答えはノーです。

 

採用理由からもお分かりの通り、受けを崩すための手段なので、対面構築等に対してはあまり機能しません。ダイマックスを切らせるために選出することはありますが。

 

大きく分ければ、攻め寄りのパーティと受け寄りのパーティがあるかと思います。私のパーティの場合、

受け寄りのパーティは未来予知サイクルで崩し、攻め寄りのパーティはとんボルチェンで有利対面を作ってドラパミミッキュで殴り勝つ、といったようにしています。

未来予知を今まで使ってきた感じ、対面選出もできるような攻め寄りのサイクルに組み込むのが良さそうだと思います。

 

 

【さいごに】

ここまでご覧いただきありがとうございました。

 

今回は自分の使いたい技・コンセプトを通していくパーティが組めたのが嬉しかったですし、それを色んな人に見ていただいて面白いと思ってもらえるのもまた嬉しいです。

 

質問がもしあればTwitterの方へお願いします。

 

ありがとうございました!