そろそろ嫁ポケであるドータクンをパーティの補完ではなく軸として運用したいと思った。
そこで、ドータクンと相性が良く、通りの良いメインウェポンが扱えるカプ・レヒレをトリル下で主に動かすエースとして採用。そしてこの2体と相性の良いメガリザードンXを添えて基本選出とし、サイクルを回しながらトリルを展開して締めるというコンセプトのもと構築を組んだ。
この基本選出が思っていたよりも多くでき、2000チャレンジでもこの選出を通せたので、ドータクン軸の構築の組み方として間違ってなかったと思った。
ドータクン@オボン 浮遊
なまいきH252A4D252
ジャイロ・大爆発・リフレク・トリル
テテフや等倍特殊を意識してHD特化。
カプ・テテフやメガメタグロス、メガボーマンダなどメジャーポケモンを起点にトリル展開ができ、自主退場ができるトリル要員として採用。クレセリアと違ってテテフに対する打点があるので挑発などで好き勝手させない。
ドータクンは相手に与える負担が少なく、また回復手段がないためサイクル負けを起こしやすい。
そこで、リフレクターを採用することにより、味方への負担を軽減してサイクル負けしないようにする。まだトリルを張りたくなかったり、トリルを最展開するための時間調整としても便利だった。
ただ、トリルアタッカーであるレヒレとリザXがS無振りのランドロスより早いので、レヒレやリザXが消耗している際にトリルを展開しにくいことがあった。そのことを考えると、ランドロスを流すためのめざ氷は候補になり得ると思った。
ギルガルド入りには極力出さない。
カプ・レヒレ@フェアリーZ
ひかえめH92C180S236
なみのり・ムンフォ・こごかぜ・瞑想
最速キノガッサ抜き。
妖ZでH4ミミッキュ乱数1発(50%)。
ちょっと変わったカプ・レヒレ。
瞑想で耐久型を崩せて、通りの良いメインウェポンが扱える。1800まではHCベース@水Zで運用していたが、パーティ単位でキノガッサが重かったのでCSベースにした。結果、後述の霊獣ランドロスのとんぼがえりと合わせてキノガッサを楽に処理できるようになり、レヒレミラーでの積み合いでも有利を取れた。
また、相手のレヒレをこちらのレヒレで対処する場面が多かったり、ムンフォでマンダを落とせず起点になったりすることが気になったので、妖Zを持たせた。この変更がうまくハマり、ギャラ、マンダ、レヒレに対して以前よりも明らかに有利になった。そのおかげで1950辺りをうろちょろできるようになった。
余った1枠にはミミッキュを意識してこごかぜを採用。この枠はバトン意識の黒い霧と選択である。
Sに振っているとはいえ速くないのでトリルとの相性は良かった。スカーフランドロス+ CSレヒレの並びが使いやすかったので、もっと考察する余地があると思った。
しんちょうH252D140S116
フレドラ・ドラクロ・おにび・はねやすめ
最速キノガッサ抜き。
アシレーヌのわだつみ乱数1発(6.3%)
カプ・レヒレが苦手な相手に強いメガ枠。
電気への後出しができるように最初にメガシンカしておく必要があるため、先発性能の高い鬼羽型にした。HDに多く割くことで、ゲッコウガに対しても羽休めから入れば居座れる。
よく先発に出される水、地面、電気に対して不利を取らないので、ほぼ出し負けをしないのが良かった。
カプ・レヒレとのシナジーが悪そうに見えるが、リザXを出すのは初手であり、羽休めでターン調整もできるため問題にならなかった。
先発性能が高いためメガシンカを早くできるので、ステロによる負担を軽減できるため、カバやランド入りにも嫌な顔せず出すことができる。それらのポケモンは鬼火でダラダラ削っていけることから、水Zで吹き飛ばす必要がなくなり、妖Zを採用できたという背景がある。
カミツルギ@ノーマルZ
ようきH132A20B4D124S228
リフブレ・聖剣・ギガインパクト・剣舞
準速メガマンダ抜き。
+1ノーマルZでH実数値175のメガリザX1発。
上の3体ではきつい、ドヒドイデ入りやブルルドランなどの受けサイクルを崩せるポケモン。起点の範囲を広げるために耐久に多く割いた。
ミミッキュに弱くない(強いとは言ってない)積みエースであり、オニゴーリに強い点も良かった。
カミツルギに出てきやすい炎タイプにノーマルZがかなり刺さるので使い勝手が良かった。メガフシギバナやモロバレル、サンダーなども吹き飛ばせるので、それらで受けに来た相手にはイージウィンできた。ウルガモスも飛ばせるが、スカーフ警戒で交換読みぶっぱをするという選択肢を頭に入れておく必要がある。
水タイプに強い点も良く、レヒレとの役割の分散がてきてよかった。
霊獣ランドロス@スカーフ
いじっぱりH4A252S252
地震・岩雪崩・馬鹿力・とんぼがえり
ドータクンが選出できない場合に上からの圧力に弱くなること、型破りドリュウズが重いこと、バシャーモへの解答がレヒレしかないのが不安だったので採用。
メガゲンガーやアーゴヨンを上から殴れる良いポケモン。いかく+とんぼがえりは単純に強い。
馬鹿力はカミツルギに撃つ。リザX以外の処理ルートとして出来るだけ選出する。
基本初手はリザXなのだが、ガルーラ、キノガッサ、バシャーモ入りには初手で出す。バシャーモ入りに初手に投げるのは、リザXが剣舞の起点になって3タテされるということが何度かあったためである。
いじっぱりH252A172D84
おいうち・地震・れいパン・ほえる
メガ前B<D。
臆病レボルトの悪巧み10万Z耐え。
メガゲンガーやアーゴヨン、バトンパへの対策として最後に入ってきたポケモン。
きあいだまケアのヨプの実でも良かったが、メガ石の方が汎用性があると感じたため採用。単純な能力アップによって化け物になるので。
ミストフィールドがあるおかげでチョッキを採用しなくてもアーゴヨンを余裕で受けれる。
メガ枠としてはちょっと珍しい型。
【選出】
・トリルを絡めればレヒレで制圧できる場合
リザX レヒレ ドータクン
・対受けループ
レヒレ カミツルギ バンギorリザX
・バシャーモ入り
先発にランドかレヒレ。
・ガルーラ、キノガッサ入り
先発ランド。ガルーラ入りにはカミツルギを裏に。
【意識していたこと】
・定数ダメージ源の確保
ポリ2などに早めに鬼火を入れて、サイクル負けしないように心掛けた。
・カミツルギによる勝ち筋
当初考えていたよりもカミツルギの通りが良かった。リザードン入りにも、こちらのリザXやレヒレ、ランドロスなどで対処するよりも、カミツルギでどこかでビーストブーストを発動させて突破する方が安定していた。
どのようにカミツルギを通すかを意識しながら戦うのが大事。
以上となります。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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